異世界日記 『第四部 見習い日記学舎編』 このページをアンテナに追加 RSSフィード

 ■本家サイト作者ブログはつせの世界メール

2006-10-08

で。

良く理解していないけど仲間に入れてもらえて嬉しげに尻尾を振るワンコと、仕方ないからつきあってあげますわ的な態度の大きさを見せるシグルーンを入れて、総勢7名で卓を囲み直す。

「一応聞いておくけどさ。カードで遊んだことない人手を挙げて~?」

ホーサシグルーンケルベロス、と思いきや意外にもシグルーンの手は上がってない。

「私は父上や兄上達に教えていただいたので、ホイストや護民官なら遊べます。」

ということらしい。つまり、さっきも参加しようと思えば参加できたわけだ。

「なんで入ろうとしなかったの。さっきは?」

と、聞いてみると、少し頬をふくらませて

「家族としか遊んだことがありませんから。家の外でカード遊びなど、みっともないではありませんか。」

とのお答え。どうやら、感覚的には家族麻雀のような気分らしい。

「んじゃま、新しい家族とも遊ぶのになれて貰いましょうかね。」

ニヤリと笑ってみせると、ふんと鼻息一つ返された。

「じゃー、ホントはみんなが知ってる多人数で遊べる遊び方のルールがあればそれが一番良いんだけど、どうもそういうのはなさそうなんで、オレが知ってる遊び方をみんなでやってみましょう。」

と、強引に場をリードしてみる。

顔を見回すと、一応皆納得してくれたご様子。

「まず最初に。カードはあんまり乱暴に扱わないこと。特にケルベロスはよ~く注意するように。」

「えー!なんでオイラだけっ!」

「お前が一番乱暴に扱いそうだからに決まってるだろ。これはスカアハの持ち物なので、壊したり汚したりするとまず間違いなくオレとお前が折檻されることになるので、絶対に乱暴に扱わないこと。いいな!」

「ふわーい。」

可愛い顔でむくれてもこればっかりはダメですよ、ワンコさん。

「で、これからやるゲームは『大富豪』と言うゲームだ。」

つーわけで、マイフェバリット・トランプゲームであるところの大富豪のルールを説明する。

「このゲームは、ルールに従って場に順々にカードを出していき、カードが早くなくなった人が勝ちという単純なゲームだ。」

そういいつつ、全員にカードを配っていく。

使い慣れたプラスティック製ではなく木製なのでいささか勝手が違うが、全員にすべて配りきる。7人に53枚なので、一人8枚乃至7枚といささか不公平ではあるが、まぁアバウトなゲームなので当面は良しとする。

「一回目は手札を見せた状態にしてやってみるな。」

で、全員の手札を開いて手順をやってみせる。

「まず、最初に出せるのはスペード……剣の3を持ってる人から。」

持ち手はギリアムさんだ。

「場に最初に札を出すときは、何を選んで出してもいい。とりあえず、ここは剣の3を出すな。」

といった感じで、ざくっとルールを伝える。

ちなみに、ルールはオレが慣れ親しんだローカルルールである。

  • 同位札あり。階段(シーケンス)なし。
  • 大貧民2枚、貧民1枚交換。ジョーカー込み。
  • 2上がりジョーカー上がり禁止。
  • 革命はジョーカー込みOKの同位札4枚
  • 3を3枚でジョーカー切りあり。
  • 都落ちなし、8切り無し、11バック無し、縛り無し。
  • 二回目から貧民配りあり。

この辺のルールは、かつて大富豪をする場合にいろいろ揉めた経験が多いが、なにしろ他の人間が大富豪自体を知らないので、自由にルールをチョイスできるのがちょっといい気分である。