異世界日記 『第四部 見習い日記学舎編』 このページをアンテナに追加 RSSフィード

 ■本家サイト作者ブログはつせの世界メール

2009-05-24

まとめる内容としてはもう一つある。ペリグたちを生かして何をさせるのか、というメリットの話である。

単純に言ってしまうと、『こいつらを生かしておくとこんなにいいことがあるから、殺しちゃもったいないですよ奥さん。』という論法なのだが、これは単体で免罪の材料になるわけではない。判断の補強材料や、あるいは本音としての理由にはなるかも知れないが、判決を決める建前の材料にはなり得ない。端的に言うと、『犯人は医者なので死罪にするのはもったいないです。』といっても、それで極刑を免れるものではないだろということ。

とはいえ、情状酌量の判断材料にはなるだろうし、ここを出来るだけ具体的に提案することで、『そこまで言うならやらせてみるか』と思わせることが出来たらば十分である。

そんなわけで、ペリグ一味が死罪を免じる代わりに何をさせるか、何が出来るのかを判断材料として提示しておくことは、決定的ではないにしろそれなりのウェイトを持つことになるだろう。

で、その具体的アイディアなのだが。

残念ながら今のところ決定的なものが浮かんでいない状態である。もちろん材料としては、

  1. 熟練の船乗りである点
  2. 各地の交易ルートに詳しい点
  3. メイヴの人身売買組織の情報をしっている点
  4. それなりの戦闘技術を持っている点

などがあるが、3番目は一度情報を聞き出してしまえば済む話であるし、4番目もそれだけでは大したメリットとは言えない。結局のところ、ペリグ一味が経験豊富な船乗りであり交易商人であったことを基盤に考えるのが無難である。

あるいは逆に、『何をやらせたいか』という課題ベースで考える手もある。なにしろ、罪人に刑罰の代わりとして与える仕事なのだから、ほかの人間がやりたがらないことであってもやらせることは出来る。いや、この場合むしろほかの人間が嫌がる仕事の方がいい。周囲からの蔑視や敵視をひっくり返すには、むしろそういった苦労の多い仕事の方が手っ取り早いからだ。

とはいっても、こっちの課題は今のところあまりはっきりしていない。

手っ取り早く思いつく課題としては、

  • 海軍戦力の増強
  • 街道パトロールの強化
  • 国内商人の強化
  • 教育制度の強化

といったところなのだが、これは所詮わずか数日ばかりこの国を見聞きしたにすぎない俺の意見である。だから、問題意識のポイントがきちんと合っているかどうかは詳しい人、それこそコノーアさん辺りに訊いてみるほかない。


そんなわけで、書き散らかしたメモをまとめて、コノーアさん向けの簡単なお手にまとめてみる。

コノーア殿

先般捕らえた山賊一味の取り扱いについてご相談したいことがございますので、本日夜にお時間をいただけないでしょうか。

話の要目としては以下の内容です。

  • 一味の一連の犯行の裏にはコノートの女王メイヴの関与が推測される
  • 頭目たるペリグ以下山賊一味は本来練達の船乗りであり、生かして活用するべきではないか
  • 一味は通常の裁判であれば処刑を免れないが、掠われた全員の奪回をさせることで刑の減免を出来ないか
  • 一味の処刑を回避できるのであれば、海事に関わる軍事力または労役者として活用したい(具体的な内容は未定)

多忙の中申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

 セタンタ

なんかえらくシンプルになってしまったが、まぁこんなもんでしょう。